浴槽だけ交換は可能?費用の相場や業者選びのポイントを紹介

浴槽だけ交換は可能?費用の相場や業者選びのポイントを紹介

「浴槽をリフォームしたいけれども、費用が気になる」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その際は、お風呂全体ではなく浴槽のみを交換できたら便利ですよね。

そこで本記事では、お風呂のリフォームにおいて浴槽のみを交換する場合にかかる費用の相場や、リフォーム業者を選ぶ際に押さえておきたいポイントなどを紹介します。
お風呂のリフォームをお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。

お風呂のリフォームにおいて浴槽のみを交換することは可能なのか

結論から申し上げますと、お風呂のリフォームにおいて浴槽のみを交換することは可能です。
一般的に、浴槽を安全に使用できる期間の目安は、およそ15~30年といわれています。
安全に使用できる期間を超えると、ひび割れや破損、水漏れなどが起こりやすくなりますが、このようなトラブルは浴槽を交換することで解決できるでしょう。

ただし、ご自宅の浴槽のタイプによって工事にかかる費用の相場や工期は異なります。
また、浴室の構造によっては浴槽のみの交換ができない場合もあるため、事前によく確認しましょう。

【タイプ別】浴槽を交換する際にかかる費用の相場

浴槽には、据え置きタイプと埋め込みタイプ、半埋め込みタイプの3種類があります。
以下に、それぞれのタイプの特徴とあわせて浴槽を交換する際にかかる費用の相場を解説します。
ご自宅の浴槽がどのタイプに該当するかを確認してみてください。

タイプ①据え置きタイプ

据え置きタイプとは、浴槽が浴室の床や壁と離れている、独立型の浴槽のことです。
浴室のサイズに合わせて設置する浴槽であり、搬入や搬出、そして工事が簡単にできるという点が特徴です。

また、浴槽本体の価格が安いものを選べば、工事にかかる費用を抑えられるという点も、据え置きタイプの浴槽の魅力でしょう。

据え置きタイプの浴槽を交換する際の費用の相場は、4万~5万円ほどが一般的です。

タイプ②埋め込みタイプ

埋め込みタイプとは、床のなかに浴槽が埋め込まれているタイプのことです。
床がタイルで造られている在来工法のお風呂に多く使われており、浴槽の3分の1ほどが床に埋まっています。
埋め込まれている浴槽のみを床から外すということは難しいため、リフォーム工事を行う際には、浴槽周辺のタイルや壁面を解体したり撤去したりする必要があります。

埋め込みタイプの浴槽を交換する際にかかる費用の相場は、床や壁の工事も含めて、10万~15万円ほどでしょう。

タイプ③半埋め込みタイプ

半埋め込みタイプとは、ユニットバスで多く使われている浴槽のことです。
据え置きタイプと埋め込みタイプの2つの特徴をあわせもつタイプであり、浴槽が床に少し埋め込まれています。
浴槽の縁の高さが低くなっているため、足腰が弱い方や高齢の方でも入りやすいという点が特徴です。

また、半埋め込みタイプの浴槽はユニットバスに多いですが、在来工法のお風呂に設置されていることもあります。
在来工法のお風呂に設置されている場合は、埋め込みタイプと同じく浴槽の周辺の工事を行う必要があるため、費用の相場は10万~15万円ほどです。

>>> 関連記事:在来工法の浴室をリフォームするためにかかる費用を紹介

【素材別】浴槽本体の価格の相場

ここからは、浴槽本体の価格を、使われている素材別に紹介します。

素材①FRP

FRPとは、ガラス繊維強化プラスチックのことです。
肌触りがよく、保温性や耐久性に優れているという点が特徴であり、ユニットバスをはじめとしたさまざまな浴槽に使われています。

FRPを素材に使った浴槽の本体価格の相場は、5万~30万円ほどです。

素材②ステンレス

ステンレスとは、鉄にクロムやニッケルを加えた合金のことです。
さびにくく耐久性に優れているため、ひび割れが生じにくく、傷がつきにくいという点が特徴です。
また、経年劣化や変色も起きにくいため、長く使えるというメリットもあります。

ステンレスを素材に使った浴槽の本体価格は、大きさやデザインによって異なりますが、5万~70万円ほどです。

>>> 関連記事:ステンレスの浴槽とは?メリットやデメリットとともに紹介

素材③ホーロー

ホーローとは、板状に加工された合金に、ガラス質の膜を焼き付けた素材のことです。
表面がガラスでできているため、肌触りが滑らかで光沢が美しいという点や、カビが発生しにくいという点などがメリットして挙げられます。
一方で、表面のガラスが傷つくと、そこから錆が発生しやすいという点はデメリットであるといえるでしょう。

ホーローを素材に使った浴槽の本体価格は、15万~50万円ほどです。

素材④人工大理石

天然の大理石のような見た目をしている、樹脂を原料とした素材が人工大理石です。
人工大理石には「ポリエステル系」と「アクリル系」の2つの種類があるものの、どちらも汚れが落ちやすいという点は共通しています。

ポリエステル系の人工大理石はアクリル系の人工大理石よりも見た目は少し劣りますが、素材自体の価格が安いため、浴槽の本体価格の相場は2万~40万円ほどです。

一方で、アクリル系の人工大理石は光沢や透明感が美しく、熱や衝撃に強いという特徴があります。
ただし、ポリエステル系と比較すると素材の価格が高いため、浴槽の本体価格の相場は30万~120万円です。

素材⑤ヒノキ

ヒノキは、日本の伝統的な木の素材です。
木の独特な柔らかい質感があるという点や、保温性が優れているという点にくわえ、香りもよいという点が特徴です。

ただし、ヒノキを使用した浴槽はサイズが大きいため、一般的な広さの浴室に設置することは難しいでしょう。
また、ヒノキは希少性が高く、ほかの素材と比べると価格も高額であるため、本体価格は40万円以上かかることも考えられます。

リフォーム業者を選ぶ際に押さえておきたいポイント

浴槽の交換を行う際には、品質を保ちつつ費用を抑えるために、リフォーム業者との相談が大切です。
以下に、よいリフォーム業者を選ぶための3つのポイントを紹介します。

ポイント①相見積もりをとる

お風呂のリフォーム工事にかかる費用や、工事の技術は業者ごとに異なります。
そのため、リフォーム業者を選ぶ際は、1回の問い合わせで複数の業者の見積もりがとれる「相見積もり」をとることがおすすめです。

同じリフォームの内容で複数の業者に見積もりをとることで、希望するリフォーム内容の費用の相場を知ることができます。
また、リフォームで希望する内容を伝えた際に、それを汲み取って適切な提案をしてくれる業者であれば、細かな希望まで柔軟に対応してくれるでしょう。

ポイント②リフォーム工事の実績をホームページで見る

浴槽のリフォーム工事を依頼する業者を選ぶ際には、その業者が今までにどのような浴槽の交換をしてきたのかといった実績を確認しましょう。

特に、大手の業者は、ホームページに実績を紹介している場合が多いため、自分が希望する浴槽の交換に近い例がないかどうかを確認することをおすすめします。
また、よい実績を多く残している業者は、今まで信頼されているという証拠でもあります。

ポイント③費用の詳細を確認する

浴槽を交換する工事を業者に依頼する際には、工事にかかる費用の内訳を明示してくれる業者を選びましょう。
工事にかかる費用の詳細を教えてくれない業者や、質問に対して不明瞭な回答を繰り返す業者は、工事の技術が低い、あるいは高額な費用を請求されるなどの可能性があります。

リフォームを依頼する業者を選ぶ際は、交換の際にどのような工事を行うのか、そしてどこで費用が発生しているのかといった、工事の詳細を教えてくれる業者をおすすめします。

お風呂のリフォームにおいて浴槽のみの交換は可能だが浴槽のタイプや素材によって費用が異なる

いかがでしたでしょうか。

お風呂のリフォーム工事において、浴槽のみを交換することは可能です。

浴槽のタイプには、据え置きタイプ、埋め込みタイプ、半埋め込みタイプの3つがあり、工事にかかる費用や工事の内容、工期などがそれぞれ異なります。
ただし、浴槽が床に埋め込まれている、埋め込みタイプや半埋め込みタイプは、浴槽のみを交換することが難しく、リフォームを行う際には浴室の床や壁にも工事が必要です。
そのため、15万円以上の費用がかかる場合もあるので、注意しましょう。

ライフアドバンスジャパンでは、お風呂のリフォームを承っています。
ご相談や見積もりは無料で行っているため、お気軽にお問い合わせください。

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