キッチンの排水溝が臭い5つの原因と対処法を紹介
2022.04.27
キッチンをきれいにしていても、排水溝から臭いニオイがして気になるという方は多いのではないでしょうか。
排水溝の臭いニオイの原因はさまざまであるため、なぜ排水溝が臭いのか原因を突き止めて適切に掃除することが大切です。
そこで本記事では、排水溝が臭う5つの原因と、効果的な対処法をご紹介します。
排水溝からの臭いニオイに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
キッチンの排水溝が臭う原因
シンクから腐敗臭や下水のようなニオイがするときは、まずどこからニオイが発生しているのか場所を確認することが大切です。
キッチンの排水溝が臭う原因は、大きく分けて5つ考えられます。
原因①ごみや水あかが溜まっている
キッチンの排水溝には生ごみや油などさまざまなものが流れるため、汚れがつきやすい状態になっています。
ごみや汚れが排水溝のふたの裏やごみ受けに溜まることで、臭いニオイを発する可能性があります。
また、ごみが溜まっていなくてもふたやごみ受けの表面にぬめりがある場合も、ニオイの元になるので注意しましょう。
原因②ワントラップがきちんと取り付けられていない
一般的な排水溝の場合、排水溝のふたとごみ受けを取るとお椀を逆さまにしたような形の部品があります。
これはワントラップと呼ばれる排水溝の仕組みの1つで、下水から上ってくるニオイを防ぐ役割をもっています。
ワントラップが正しく取り付けられていないと、下水からのニオイをうまく遮断できずに、シンクまでニオイが上ってきてしまう原因になるでしょう。
原因③封水が少なくなっている
キッチンの排水溝は、途中で水を溜められるように設計されています。
これを封水と呼び、下水から臭いニオイや害虫などが上ってくることを防ぐ役割があります。
しかし、定期的に水を流さないと封水は蒸発してしまうため、長期間キッチンを使用しなかった場合などは封水が蒸発して不足し、下水からニオイが上ってきてしまうでしょう。
原因④排水管に汚れが溜まっている
排水溝の奥につながっている排水管に、汚れや生ごみが詰まってしまうと、臭いニオイが排水溝まで上がってきてしまうことがあります。
とくに、調理後の油をそのまま排水溝に流したり細かい生ごみを捨てずに排水溝に流したりすると、排水管が詰まってしまい排水自体がうまくできません。
日々の調理の際には、油や生ごみなどをできるだけ排水溝に流さないように注意しましょう。
原因⑤排水ホースと塩ビ管の間に隙間がある
ワントラップや排水管の状態などを見てもまだ排水溝が臭いという場合は、排水ホースと床下の塩ビ管の結合部分に隙間ができて、下水のニオイが漏れているかもしれません。
一般的には、排水ホースと塩ビ管の結合部分は排水カバーが付けられています。
排水カバーを外して排水ホースと塩ビ管の結合部分を見たとき、隙間がある場合はその隙間をふさぐことで、下水からの臭いニオイを防げるでしょう。
キッチンの排水溝が臭いときにできる対処法
排水溝が臭くなる原因はさまざまであり、原因にあわせて適切な掃除方法を行う必要があります。
以下に、効果的な掃除方法をまとめました。
対処法①重曹とクエン酸を使って排水溝のふたやごみ受けを掃除する
排水溝のふたやごみ受けには、水あかや油汚れが付着して臭いニオイを発します。
水あかと油汚れを同時に落とすためには、クエン酸と重曹を使った掃除がおすすめです。
掃除方法としては、まず排水溝のふたとごみ受けに重曹をまんべんなく振りかけ、その上から重曹の半分の量のクエン酸と少量のお湯(40〜60℃)をかけます。
すると、重曹とクエン酸が中和反応を起こして、汚れを浮かせる泡を発生させます。
泡が出てきたら5分ほど放置し、最後にお湯で洗い流して掃除完了です。
排水溝のふたやごみ受けに汚れが多く残っている場合や、ぬめりがひどい場合は、泡が出てきてから放置する時間を20分ほど長くしましょう。
長く放置することで、ぬめりや汚れがしっかり取れるため、臭いニオイも取れます。
対処法②ワントラップは正しくつける
ワントラップが正しく取り付けられていない場合や、ワントラップに破損がある場合、下水からニオイが上ってきてしまいます。
排水溝のパーツを外して掃除をしたあとは、ワントラップが正しく取り付けられているか必ず確認しましょう。
また、ワントラップに破損がある場合は、使用しているシンクに合わせたワントラップをホームセンターや通販で購入しましょう。
対処法③定期的に水を流して封水をする
封水は排水溝に定期的に水を流せば自然と溜まるものなので、長期間キッチンを使用しなかった場合は、5分ほど排水溝に水を流しましょう。
封水が原因の場合は、水を流し続けることで下水からの臭いニオイを防げます。
しかし、それでもニオイが解消しない場合はほかの原因が考えられますので、排水溝のパーツに汚れがないかを確認して、適切な掃除をしましょう。
対処法④排水管の詰まり専用の洗剤を使って掃除する
排水溝よりも奥の排水管の掃除は、排水管専用の洗剤を使用して掃除をしましょう。
排水管掃除の洗剤には、さまざまな種類がありますが、洗剤を選ぶ際は汚れに対して有効な成分が入っているかどうかを重視することが大切です。
たとえば、水酸化ナトリウム入りの洗剤は油汚れを落とすことに向いており、次亜塩素酸ナトリウム入りの洗剤はタンパク質の汚れを落とすことに向いています。
洗剤によって得られる効果が違うので、目的に合わせて洗剤を選ぶようにしましょう。
対処法⑤防臭ゴムや配管用パテで結合部分の隙間を直す
排水ホースと塩ビ管の結合部分に隙間がある場合は、ホームセンターで売っている、防臭ゴムや配管用のパテを取り付けることで隙間を直すことができます。
防臭ゴムは塩ビ管の太さに合ったものを選びましょう。
塩ビ管の太さに合った防臭ゴムがない場合は、配管用のパテを使い、隙間を埋めるようにパテを貼り付ければ簡単に隙間を直すことができます。
排水溝が臭いときは原因を突き止めて適切な掃除をすることが重要
今回は排水溝のニオイの対処法を原因別にご紹介しました。
排水溝のふたやごみ受けは、生ごみや水あかが汚れとなって溜まりやすい場所なので、重曹やクエン酸を使ってこまめに掃除することが大切です。
排水トラップや排水管など、自分では手が届かない場所の場合は効果的な洗剤を選んでお手入れをしましょう。
また、排水ホースや塩ビ管などのさらに奥の部分の手入れは、家庭でできる掃除では限界があります。
その場合は、専門の業者やプロに相談することも1つの手段です。
キッチンの水回りでお困りのことがありましたら、ぜひライフアドバンスジャパンにご相談ください。
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