ユニットバスのお湯が逆流する原因と対処法を紹介

ユニットバスを使っているときに、排水溝からお湯が逆流してしまうと困りますよね。
もしお湯の逆流が起こってしまった場合は、どのように対処したらよいのでしょうか？

そこで今回は、ユニットバスのお湯が逆流する原因と、逆流したときの対処法を紹介します。
ユニットバスのお湯が逆流する現象に悩んでいるという方は、ぜひご覧ください。

お湯が逆流する原因

お湯が逆流する原因は、排水トラップや排水パイプに髪の毛や汚れがつまることです。

通常であれば浴槽に溜めたお湯を流したり、シャワーを使用したりすると、お湯は排水溝へ流れていきます。
しかし、このとき排水トラップやその先の排水パイプに髪の毛などがつまっていると、お湯がうまく流れません。
排水の流れが悪くなってしまうと、行き場をなくしたお湯が排水トラップを逆流し、浴室の洗い場へと流れ出ます。

お湯の逆流を放置してはいけない理由

排水溝がつまってお湯が逆流したときに、少しずつではありますが排水されることもあるため、多少のつまりであれば放置する方もいらっしゃるでしょう。

しかし、排水溝から逆流したお湯は、汚れた排水溝を一度通っているため非常に汚れています。
逆流した状態が続くと、やがて浴槽や洗い場にまで汚れが溜まっていき、浴室が不衛生な状態になってしまいます。

また、ユニットバスの排水溝がつまった状態が続くと、逆流するお湯の量はどんどん増えていき、場合によってはユニットバスの外にまで水が漏れ出すでしょう。
大きなトラブルに発展させないためにも、排水溝のつまりを見て見ぬふりをせずに初期の段階でしっかりと対処していくことが大切です。

お湯の逆流が起きたときの対処法

もし、ユニットバスのお湯が逆流してしまうと、汚れも一緒に溢れ出す可能性が高いため非常に不衛生です。
では、ユニットバスのお湯の逆流が起きたときは、どのような対処を行えばよいのでしょうか？

ここからは、ユニットバスのお湯の逆流が起きたときの対処法を紹介します。

方法①排水溝の掃除用薬剤を使ってつまりの原因を溶かす

最初に紹介する対処法は、ドラッグストアで販売されている排水溝の掃除用薬剤を使用して、つまりの原因である髪の毛や汚れを溶かす方法です。

薬剤の使用方法は簡単であり、排水溝に薬剤を流し込んで30分程度放置してから、水で流すだけで完了します。
また、薬剤の効果をより引き出すために、お湯を使用するという方法もあります。
水の代わりにお湯を排水溝に流して薬剤を使うだけで、頑固なつまりを効率よく溶かせるでしょう。
お湯を使うことで、皮脂や石鹸などの汚れを柔らかくさせることができ、水を使う場合よりも高い効果を期待できるのでおすすめです。

ただし、薬剤によっては使用上の注意事項もあるため、取扱説明書をよく確認してから薬剤を使用するようにしましょう。

方法②排水溝を分解して掃除をする

お湯の逆流を解消するために、排水溝を分解して直接掃除を行うという方法もあります。

手順としては、まずゴム手袋をはめて、排水口の排水カバーやヘアキャッチャー、その下にある筒状の封水筒を取り外していきます。
排水カバーや封水筒は、反時計まわりにまわすと外れるパターンが多いです。
絡まっている髪の毛を取り除き、汚れを発見したらスポンジでこすり洗いを行いましょう。

もし、ヘアキャッチャーが経年劣化により破損している場合は、新品に交換することをおすすめします。

方法③ラバーカップでつまりの原因を吸い出す

トイレがつまったときに活躍する機会が多いラバーカップは、ユニットバスの排水溝にも有効です。

ラバーカップの使い方としては、まず排水口にカップ部分を押しつけます。
カップを押しつけたら、柄の部分をもってゆっくりとカップを押し出し、勢いよく引きます。
これらの動作を繰り返し行うと、空気の圧によってつまりの原因が吸い出されて、お湯の逆流が解消する可能性が高いです。

ただし、ラバーカップはカップが水に浸っていないと吸着率が落ちて効果が半減してしまいますので、必ずカップ全体が水に浸っている状態で行いましょう。

ユニットバスでお湯が逆流したときは排水溝のつまりを解消しよう

いかがでしたでしょうか。

ユニットバスのお湯が逆流するトラブルは、排水溝や排水トラップに髪の毛や汚れが溜まってつまりを起こすことでお湯の逆流が起こります。
突然髪の毛や汚れが溜まってつまることにならないよう、日頃から掃除を行うことが大切です。

しかし、場合によっては排水溝がつまってしまうこともあるでしょう。
その場合は排水溝を、掃除用薬剤を使用して汚れを溶かしたり、分解したりして掃除を行うことをおすすめします。

ライフアドバンスジャパンでは、ユニットバスのリフォームも行っています。
もし排水溝からのお湯の逆流が原因でリフォームをお考えの場合は、お気軽にご相談ください。