マンションの給湯器をエコジョーズに交換するメリットや条件

給湯器

マンションの給湯器をエコジョーズに交換するメリットや条件

マンションの給湯器を交換したい方のなかには、環境に優しく、ガス代の節約にもなる『エコジョーズ』に替えることを検討している方もいらっしゃるでしょう。
エコジョーズに交換する際は、事前に確認しておきたいポイントが何点かあります。

そこで本記事では、エコジョーズをマンションに取りつけるための条件や、メリット・デメリットなどを紹介します。
給湯器をエコジョーズに交換するか迷っている方は、参考になさってください。

エコジョーズとは

エコジョーズは、少ないガスで効率的にお湯を沸かすことができる、省エネルギー性に優れた給湯器です。

一般的なガス給湯器は、お湯を沸かした際に発生した熱を空気中に排出します。
エコジョーズは、その排熱を再利用してお湯を沸かすことができるシステムを備えています。
ガスを使う量が少なく済むのでガス代を抑えられるうえ、環境保護にもつながることから、現在注目されている給湯器です。

エコジョーズのメリット

給湯器をエコジョーズに交換するメリットには、以下の6つがあります。

メリット①ガス代を節約できる

給湯器をエコジョーズに交換すると、ガス代を大幅に節約できます。

エコジョーズは、お湯を沸かした際の熱を再利用するシステムのため、少ないガス量で従来品と同じ湯量が沸かせるからです。
ガス代も一般的なガス給湯器を使用した場合に比べて10%ほど減ります。
たとえば、ひと月のガス代が5,000円ほどであれば500円、20,000円ほどであれば2,000円削減できる計算です。

エコジョーズのほうが一般的なガス給湯器に比べて本体価格も工事費用もかかりますが、10年単位の長い目でみればエコジョーズに交換するほうが安く済むでしょう。

メリット②お湯切れしない

エコジョーズに替えれば、お湯切れしないという利点もあります。

貯湯式の給湯器は、タンク内のお湯が無くなってしまうと、しばらくお湯を使えません。
一方、エコジョーズは水道水を利用した瞬間湯沸かし式なので、必要なときに必要な分だけのお湯を沸かすことができます。
お湯を使う量を気にしながら生活したくないとお考えの方には、エコジョーズがおすすめです。

メリット③強力な水圧でシャワーが快適になる

強い水圧でお湯が出るというのも、エコジョーズのメリットといえます。

貯湯型の給湯器は、水道水の圧力を抑えて水を温めるので水圧が強くありません。
お湯の量を気にせず、シャワーを好きなだけ浴びたい方にとっては不便に感じるでしょう。

エコジョーズは、水道圧力をそのまま利用して水を温める水道直圧式なので、強い水圧のお湯が出ます。

メリット④直接お湯を飲める

エコジョーズは水道水をそのまま温める仕組みなので、飲んでも問題がないという点も特長です。

貯湯式の給湯器で沸かしたお湯は安全ではあるものの、しばらくタンクに溜めておいたお湯は、消毒用の塩素が抜けた状態になっています。
そのため、飲料水には向かないといわれているのです。

メリット⑤コンパクトで置き場所に困らない

エコジョーズは瞬間湯沸かし式のためタンクがなく、コンパクトな設計です。
狭いマンションのベランダにも設置できるので、省スペースで設置場所に困らないというのもエコジョーズの特徴です。

メリット⑥二酸化炭素の排出量が削減できる

給湯器をエコジョーズに切り替えれば、二酸化炭素(CO2)の排出を削減でき、環境保全に貢献できます。

日本で初めてエコジョーズを発売したPURPOSE(パーパス)によると、一般的なガス給湯器に比べて二酸化炭素を年間約16%削減できるそうです。
2030年までに達成すべき目標としてSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)が策定されて以来、環境保全に対する世間の意識も高まっています。
エコジョーズであれば、こうした取り組みにも貢献できるでしょう。

エコジョーズのデメリット

続いて、エコジョーズのデメリットも紹介します。

デメリット①初期費用が高くなる

エコジョーズは機能性に優れているため、一般的なガス給湯器に比べて初期費用が高くなる傾向にあります。
シンプルな機能しかついていない機種であれば、従来品と同じくらいの価格で購入できますが、エコジョーズに特化した工事にかかる費用は、高く設定している業者もいます。

またエコジョーズは、交換する前のガス代が高額だった世帯ほどコストを削減できるシステムです。
もともと給湯器を使う頻度が低い世帯では、初期費用を回収するのに時間がかかり、かえって損になる可能性もあるので注意が必要です。

デメリット②ドレン排水工事が必要になる

エコジョーズを設置する場合は、必ずドレン水を排水する経路を作る必要があるので、工事費用がかさむというデメリットがあります。

ドレン水とはエコジョーズの構造上発生する酸性の結露水のことです。
そのまま排水すると人体や環境に悪影響を及ぼす危険性があるので、中性水にするための中和器とよばれる機器が本体に内蔵されています。

ドレン水は1日あたり約500~1,500ml排出されるため、垂れ流しにしていると辺りが水浸しになってしまいます。
また、中和器が劣化して酸性に近い水が排出されると、建物が腐食する可能性も考えられるため、エコジョーズに替える際は、必ずドレン排水工事を行わなければならないのです。

デメリット③10年に1度の部品交換がある

エコジョーズの中和器は10年ごとに交換しなければなりません。
中和器のなかには中和剤として炭酸カルシウムが含まれており、10年後には消耗してしまいます。
そのため、故障していなくても中和器を交換する必要があるのです。

中和器の交換にかかる費用の相場は、1万2,000~2万6,000円ほどです。
エコジョーズの本体の寿命も10年ほどとされているため、中和器を交換するのであれば、本体ごと交換するほうがお得になる場合もあります。

マンションの給湯器をエコジョーズに交換するための条件

まずは、マンションの給湯器をエコジョーズに交換するための条件を紹介します。

条件①管理者から工事許可を得る

給湯器はマンションの管理会社やオーナーの所有物にあたるため、賃貸マンションの場合は管理者にエコジョーズへの切り替えを相談しましょう。
また、分譲マンションの場合でも、工事の前に管理組合への届け出が必要なところもあります。

物理的にエコジョーズの取りつけが可能なマンションで、管理者の許可を得て初めて、給湯器交換の条件が整うのです。

賃貸マンションの給湯器交換は管理者が手配し、費用も負担してくれますが、分譲マンションの場合は住人が手配し、費用も負担することになります。

条件②排水口の近くに給湯器が設置されている

管理者から許可が降りたと仮定して、今度は設置できる物理的な条件を紹介します。

ベランダや廊下など、排水口がある場所に給湯器が設置されているマンションであれば、エコジョーズに交換できます。

エコジョーズは構造上、ドレン水という結露が発生するので、排水経路を確保しなければなりません。
排水口が給湯器の設置場所の近くにあれば、そこにドレン水を排水できるというわけです。

条件③PS(パイプスペース)に排水口がある

マンションの給湯器の多くは、PSとよばれる、下水道やガス管などの配管が1か所に集まった場所に設置されており、排水経路を確保できていない物件も多々あります。
すでにPS内に排水口が確保されているマンションであれば、スムーズにエコジョーズへ切り替えられるでしょう。

マンションの給湯器をエコジョーズに交換できないケース

マンションの給湯器をエコジョーズに交換できない3つのケースも紹介します。

ケース①給湯器が排水経路のないPSに設置されている

給湯器が排水経路のないPSに設置されている物件では、エコジョーズに交換できません。
排水口を取りつけるためには大規模な工事が必要になるので、エコジョーズの交換をお考えの際は、まずマンションの管理者や大家さんへ確認しましょう。

ケース②管理規約で設置できる給湯器が決められている

マンションの管理会社が給湯器のメーカーをあらかじめ定めている場合は、エコジョーズに切り替えられない可能性があります。

特に美観を重視しているマンションでは、ベランダに決められた色の給湯器しか置けないため、却下される場合もあります。
あらかじめ、管理規約に給湯器に関する取り決めがないかどうかを確認するか、管理者へ直接相談してみてください。

ケース③管理者から工事許可が得られない

たとえエコジョーズを設置できる環境であったとしても、マンションの管理者が許可しなければ交換できません。

却下される理由としては、「給湯器は廊下やベランダなどの共有部分に設置されている」「大規模な工事が想定される」などが挙げられます。
工事にあたって住民トラブルも起こり得るため、エコジョーズへの交換を却下する管理者もいます。
もし却下された場合は、エコジョーズに変えられる確率は低いかもしれません。

マンションの給湯器をエコジョーズに交換する際の注意点

マンションの給湯器をエコジョーズに替える際に押さえておきたい注意点も、再度確認しておきましょう。

注意点①賃貸マンションの場合は管理者へ連絡する

給湯器は、多くの場合、マンションの共用部分に設置されており、管理会社や大家さんの管理下にあります。
そのため、住人の判断で勝手に交換できません。
給湯器の経年劣化による修理や交換にかかる費用も、すべて管理会社や大家さんが支払うため、メーカーや機種の指定は難しいというのが現状です。

もし給湯器の不具合や異臭、異音が原因で交換したいということであれば、管理会社か大家さんへ相談しましょう。
その際にエコジョーズに替えたい旨を伝え、検討してもらうというのも1つの手です。

注意点②分譲マンションの場合は業者へ現地調査を依頼する

エコジョーズに交換する前に、給湯器交換の専門業者に現地調査を依頼することも大切です。
エコジョーズに交換できる環境であるかどうか、また工事費用はどのくらいかかるのかをあらかじめ調べてもらいましょう。
見積もりは、いくつかの業者に依頼しておくと、比較検討できます。

注意点③正しい機種のエコジョーズを選ぶ

給湯器をエコジョーズに交換する際は、必ずマンション用の機種を選ぶ必要があります。
マンション用のエコジョーズは、排気方法によって以下の5つのタイプに分けられます。

マンション用のエコジョーズの機種

  • PS標準設置型
  • PS扉内設置型(前方排気タイプ)
  • PS扉内設置型(後方排気タイプ)
  • PS扉内設置型(上方排気タイプ)
  • アルコーブ設置型

上記のうち、現在使用している給湯器と同じ排気タイプのエコジョーズを選びましょう。
また、マンション内の規定に沿っているかもあわせて確認が必要です。

マンションの給湯器をエコジョーズに交換する場合にかかる費用

マンションの給湯器をエコジョーズに交換する際の費用の相場は、およそ15万~25万円です。
内訳は「エコジョーズ本体価格+設置工事費用+その他工事費用」になります。

ドレン水を流す排水口がない物件であれば、排水経路を確保するための工事が必要になるほか、どうしてもドレン水を外部に流せない場合は、特殊な機種を購入する必要があります。

ドレン水を浴室の排水口へ流せる「ドレン三方弁方式」や「ドレンアップ方式」に対応したエコジョーズは、通常の機種よりも本体価格が割高です。

具体的な費用は、専門業者へ見積もりを依頼して確認しましょう。

エコジョーズ以外の給湯器の種類

給湯器にはガス・電気・ハイブリッド・石油など、さまざまな種類があります。
ここからは、エコジョーズ以外の給湯器の種類も紹介します。

ガス給湯器

ガス給湯器は、ガスバーナーで熱した配管に水を通してお湯を沸かすタイプの給湯器です。
瞬間式と貯湯式があり、瞬間式はお湯を使うときだけガスを使うため無駄がなく、比較的早いスピードでお湯が温まるので、瞬間式のガス給湯器を設置している世帯は多いでしょう。

このガス給湯器の仕組みを応用したのが、エコジョーズです。

電気温水器

電気温水器は電気でお湯を沸かすタイプの給湯器で、貯湯式です。
金属に電気を流して発熱させる電熱ヒーターを使って水を温める仕組みで、電気ポットに似ています。
ガスや石油を使わないため環境に優しく、換気する必要もありません。

エコキュート

エコキュートも電気を利用して水を温めますが、電気温水器とは仕組みが異なります。
正式名称は「自然冷媒ヒートポンプ給湯機」といい、外気をヒートポンプ内に取り込んで温め、その熱でお湯を沸かす仕組みです。
電気温水器よりも電気代が安く済みますが、エコキュートのほうが大きいため、設置場所を確保しておく必要があります。

ハイブリッド給湯器

ハイブリッド給湯器は、ガス給湯器と電気給湯器を掛け合わせたタイプの給湯器です。

湯船にお湯を溜めたり、シャワーでお湯を使ったりといった、大量のお湯が必要な状況のときは、水を素早く温められるガスを使います。
少ししかお湯を使わないときは電気給湯器に切り替えることができ、環境にもお財布にも優しい仕組みです。
状況に応じてお湯を沸かす方法を変えられるハイブリット給湯器は、どちらか一方を使用するよりも、効率的でスピーディにお湯を沸かすことができます。

石油給湯器

石油で水を温めるタイプの給湯器が、石油給湯器です。
ガスよりも早く水を温めることができ、ランニングコストも抑えられます。

ただし、灯油を給油する手間がかかる点や、灯油タンクの設置スペースと設置費用が必要になります。

マンションの給湯器をエコジョーズに交換する前に設置条件や工事費用を確認しておこう

エコジョーズは排熱を再利用してお湯を沸かすシステムなので、ガス代が抑えられるうえ、環境にも優しい給湯器です。
マンションに設置するにはいくつか条件があるため、事前に管理者へ確認を取ることが重要です。
また、専門業者へ現地調査と見積もりを依頼するのも忘れないようにしましょう。

株式会社ライフアドバンスジャパンでは、給湯器を設置するための現地調査やお見積もり依頼を無料で承っております。
マンションにエコジョーズを取りつけられるのかがわからずお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。


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