トイレの詰まりの原因とは？原因別の対処法もあわせて紹介

トイレを使用したあと、水が流れなくなることや、何かが詰まってしまったという経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
詰まりが起きてしまうとトイレが使えなくなるため、早急に対処しなければなりません。

そこで本記事では、トイレの詰まりの原因や対処法などを詳しく紹介します。
トイレの詰まりを解決する方法を把握しておきたいという方は、ぜひ最後までご覧ください。

トイレの詰まりの主な症状

トイレが詰まっているときは、以下のような症状が現れます。

症状①水が流れない

トイレの水がスムーズに流れず、便器の中の水位が上がる場合は、便器の奥や排水管の中で詰まりが起きている可能性があります。

また、水の勢いが弱く、汚物やトイレットペーパーがきちんと流れないという場合は、タンク内の部品が欠損しているかもしれません。

症状②水を流すとゴボゴボと音がする

雨がよく降る季節や集中豪雨があった場合は、下水に雨水が流れ込んでゴボゴボという音がすることがあります。
しかし、雨が降っていないにもかかわらず、水を流した際にゴボゴボという音がする場合は、排水管で詰まりが起きている可能性が高いでしょう。

症状③便器の中の水位が低い状態が続いている

便器の中に溜まっている水は「封水」といい、下水から嫌なニオイが上がってくることを防ぐ役割があります。
この封水が減っており、排水口から嫌なニオイがする場合は、排水管が詰まっていることが考えられます。

トイレが詰まる原因

トイレの詰まりは何かの原因をきっかけに、突然起きます。
ここからは、トイレが詰まってしまう主な原因を３つ紹介します。

原因①大量のトイレットペーパーを流した

一度に大量のトイレットペーパーを流すことは、詰まりの原因になりえます。
トイレットペーパーは水に溶ける紙でできていますが、最近のトイレには節水機能が搭載されているものもあるため、大量に流すと水に溶けずに詰まってしまうことがあります。

流すトイレットペーパーの量が多いときは、1度に流すのではなくこまめに流すことを心がけましょう。

原因②水に溶けないものを流した

誤って水に流れないものを流してしまうと、トイレが詰まってしまいます。
特に、赤ちゃんのおしり拭きや掃除用シート、そしてティッシュペーパーなどは、水に流せるものと流せないものがあります。

また、水に流せるタイプのティッシュペーパーなども、1度に大量に流すと水に溶けきれず詰まりの原因になるため、流す量に注意しましょう。

原因③吸水性のあるものを流した

おむつや生理用ナプキンは、吸水ポリマーという水を吸収して膨張する素材が使われているため、誤って流すとトイレが詰まることがあります。

吸水性が高い製品は水に溶けにくいため、排水管の奥まで入ってしまうと自分で取り除くことは不可能です。
誤ってトイレに流さないように気をつけて使用しましょう。

トイレが詰まった際の対処方法

ここからは、トイレの詰まりを解決する３つの対処方法を紹介します。
自分で対処できる方法もあるため、参考にしてみてください。

方法①お湯を使って溶かす

トイレットペーパーを1度に大量に流してしまったことでトイレが詰まったときには、お湯でトイレットペーパーを溶かす方法が効果的です。

まず、50℃ほどのお湯をバケツに用意し、勢いをつけて注ぎ入れて、30分待ちます。
30分経ったらレバーで水を流して、流れるかどうかを確認しましょう。
水が流れない場合は、もう一度お湯を注いで30分放置することを繰り返し、問題なく水が流れるようになったら完了です。

ただし、この方法は、水に溶けるものが詰まったときのみ効果があります。
詰まりの原因がはっきりしていない場合や、水に流れないものが詰まった場合などは、自己判断せずに専門の業者に相談することがおすすめです。

また、熱いお湯を流すと便器が傷んでしまう可能性があるため、50℃より熱いお湯を流さないように注意しましょう。

方法②ラバーカップを使う

トイレに詰まっているものが何なのかわからない場合や、水に流れないものが詰まってしまった場合は、ラバーカップを使うと詰まりを解消できることもあります。

手順としては、ラバーカップをトイレの排水口に隙間のないように押し当てて、引き抜く動作を繰り返します。
引き抜く動作を何回か繰り返すことにより、トイレに詰まっていたものが引き出されて詰まりが解消されるでしょう。

方法③専門の業者に依頼する

トイレの詰まりの原因がわからないときや、排水管で詰まりが起きてしまったときには、個人で詰まりを解決することは難しいでしょう。
また、無理に詰まりを解決しようとすると、事態が悪化することや、トイレを傷めてしまうことも考えられます。
このような場合は、速やかに専門の業者に修理を依頼しましょう。

特に、水を吸収して膨らんでしまうものを流してしまった際は、すぐに詰まりに繋がるため、速やかに業者に依頼することをおすすめします。

トイレが詰まった際の業者選びのポイント

トイレの詰まりを業者に依頼する際には、どのようにして業者を選べばよいか、ポイントを以下にまとめました。

トイレが詰まった際の業者選びのポイント

• ネット上の口コミを確認する
• 料金が適切かどうか確認する
• 会社情報がWebサイトに記載されているか確認をする

口コミは過去に利用したユーザーの意見を見られるため、業者選びの一つの手段として使えます。
しかし、口コミのなかには信憑性が低い情報が含まれている可能性もあるため、あくまでも参考程度に留めておきましょう。

また、「高額な料金を請求された」「手抜き工事をされた」といったトラブル避けるためにも、修理にかかる費用の相場や、会社の情報は事前に確認することをおすすめします。

事前に評判や料金、そして業者の情報を調べて、信頼できる業者を選びましょう。

トイレの詰まりは原因を特定して原因に合わせた対処をすることが大切

いかがでしたでしょうか。

トイレが詰まった際には、水がスムーズに流れないことや異臭、また異音がすることなど、さまざまな症状が見られます。
また、トイレの詰まりの主な原因としては、トイレットペーパーを1度に大量に流すことや水に流れないものを流してしまうことなどが挙げられます。

自分で詰まりを対処する方法もありますが、困ったときは専門の業者に依頼して詰まりを直してもらうことがおすすめです。

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