給湯器の壊れる前兆は？故障や寿命・経年劣化のサイン4つ

「給湯器の調子が悪いけど、そろそろ寿命かな？」と感じていませんか？

一般的に、給湯器の寿命は10～15年程度といわれています。
ただし、実際の寿命は、使用方法・使用環境などで異なります。
給湯器の寿命が気になる方は、寿命が近づくと現れやすいサインを参考にするとよいかもしれません。

このコラムでは、寿命が近づいた給湯器が発するサインを紹介します。給湯器交換を検討してみてはいかがでしょうか。

給湯器の故障や寿命・経年劣化のサイン4つ

給湯器の故障や寿命・経年劣化を知らせるサインとして、以下の4つの症状が挙げられます。

お湯の温度が安定しない

給湯器を操作をしていないのに、お湯の温度が上がったり下がったりする場合は、給湯器の劣化が疑われます。

温度を調整するセンサーが故障している可能性があるため、まずは給湯器とシャワーの温度を再設定して、様子を見てみましょう。

改善しない場合は、給湯器のメーカーに相談が必要です。

浴槽のお湯がぬるい

浴槽のお湯がぬるい場合や追い炊きができない場合も、給湯器の劣化が疑われます。

何かしらの原因で、給湯器の火力が弱まっている可能性が考えられるからです。
まずは、以下の点を確かめましょう。

• ガス栓と止水栓が全開になっている
• お風呂の設定温度が正しく設定されている
• 台所優先になっていない

以上に問題がない場合は、給湯器の故障や寿命が考えられます。給湯器の修理や交換が必要かもしれません。

異音が聞こえる

給湯器からこれまで聞こえなかった異音がする場合も注意が必要です。

具体的には、爆発音や笛のような音、キーンという共鳴音などに注意しましょう。

爆発音は不完全燃焼、笛のような音はファンモーターの不具合、共鳴音は配管のトラブルを知らせるサインの可能性があります。

事故など、大きなトラブルにつながることもあるので、給湯器業者に相談して原因を調べましょう。

黒い煙が出ている

給湯器から黒い煙が出る場合は、劣化により不完全燃焼を起こしている恐れがあります。

給湯器の使用を中止して、出来るだけ早く給湯器業者に相談してください。

給湯器の修理か交換（取り換え）、どちらがベスト？

故障や寿命、経年劣化によって、給湯器が不具合が生じている場合の対処法は以下の2つです。

• 修理
• 交換（取り換え）

それぞれのメリット・デメリットは次の通りです。

【修理】

メリット：費用を抑えられるケースが多い
デメリット：再発する恐れがある

【交換（取り換え）】

メリット：新しい給湯器を設置できる
デメリット：割高になるケースが多い

【まとめ】給湯器の交換や修理は使用年数で判断しよう

給湯器の使用年数が7年未満の場合は修理、10年以上の場合は交換をおすすめします。

7年以上10年未満の場合は、修理と交換のメリット・デメリットを比較して検討するとよいでしょう。

10年以上で交換をおすすめする理由は、修理をしても再発する恐れや他の不具合が生じる恐れがあるからです。
現在の症状が寿命を知らせるサインと考えることもできます。

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