給湯器がガス臭いのは危険。原因と対処法を教えます

給湯器がガス臭いのは危険。原因と対処法を教えます

給湯器からガスの臭いがしたら危険信号です。絶対に使用しないようにし、ガス会社等に連絡をして指示を仰いでください。以下にガスの臭いが発生してしまう原因と、ご自身でできる対処法についてご説明しています。

臭いがしたらすぐにガスの元栓を閉め、発火の原因になりそうなコンロや電化製品の使用を止める

ガス給湯器を使っている時に周辺がガス臭いと感じたことはありませんか。
ガスが漏れているんじゃないかと不安になりますが、慌てない為にも、ガスの臭いが出た時の対処方法を知っておくことが大切です。

オール電化の住宅が普及している現在でも、ガス給湯器は使い勝手がいいため根強く人気があります。
しかし一方で、ガスは可燃性が高いので安全には細心の注意を払わなくてはなりません。

給湯器の周りがガス臭いと感じたら、

  1. すぐにガス栓を閉める
  2. 窓を開けて十分に換気をする
  3. マッチやタバコはもちろん、コンロやストーブなどの発火の原因になりそうな電化製品の使用を直ちにやめる
  4. 換気扇や電気のスイッチにも触らないようにするという、この順序通りの行動を取ることが大切です。

ガス漏れだけでなくガスの残量が足りなかったり不完全燃焼を起こしていたりと、ガスの臭いが出る原因はいくつかあります。
ただし、窓を開けてもガスの臭いが消えない場合などはすぐに業者に点検を依頼するようにしてください。
換気によってガスの臭いがおさまれば心配いりませんが、定期的に業者にメンテナンスを頼むことをおすすめします。

どんな臭いでもまず換気が大事。場合によっては一酸化炭素中毒で死亡の恐れも

一酸化炭素とはどのような気体で毒性はあるのか、また、毒性があるのならどうすれば防げるのかについて解説します。

給湯器の燃料としてプロパンガス(LPガス)を使用するエリアもあります。
この場合注意しなければならないのが一酸化炭素中毒です。

酸素が十分に供給される燃焼では炭素が燃やされ、二酸化炭素になることはご存知の方も多いことでしょう。
ところが十分な酸素が無ければ不完全燃焼という現象となり、炭素は燃やされますが一酸化炭素という不完全な形の燃焼となります。
この一酸化炭素は毒性の非常に強い気体です。
わずか0.04%の濃度でも30分ほどで頭痛がし、さらに1.28%の濃度では1〜3分で死に至ります。
無色・無臭の一酸化炭素はこのように非常に危険な物質なのです。
この不完全燃焼によって一酸化炭素が発生するのを防ぐには次の3つの方法があります。

  • 十分に換気をする
    供給される酸素が十分であれば不完全燃焼は起こしにくくなります。
  • 次に不完全燃焼防止装置を取り付ける
  • 不完全燃焼を感知したらガスが遮断され一酸化炭素の発生を防いでくれます。
  • ガス漏れ警報器
    漏れたプロパンガスや一酸化炭素を検知して、ブザーで知らせてくれるというものです。

いずれにせよ酸素を十分に供給する換気というのは最も基本的な防止策となります。

プロパン(LP)ガスの場合、ボンベの底に溜まった臭い成分が濃縮されただけの場合もある

プロパンガスは正式には液化石油ガスと呼ばれ、構成成分のプロパン、メタン、エタンには独自の香りがなく、すべてが無臭のためガス漏れに気づきません。
そのため、ガズにはあえて人工的な臭いが付けられています。
これを付臭と呼んでおり、プロパンガスの場合は「ニンニクのような臭い」などと言われています。

プロパンガスが燃焼していたら臭いは消えますが、正常でも臭う場合があります。
それがガスボンベの「片切れ」と呼ばれる状態です。
プロパンガスは残量が少なくなると臭いがきつくなってくるという特徴があります。
これは着臭剤がボンベの下部に溜まりやすくなっていて濃縮されるという現象です。
ボンベ近くにある調整器が赤く切り替わっていたら片切れの可能性が高くなります。
ガス会社に連絡するという対処法でOKです。

ガス臭い場合はプロに点検依頼する

滅多にないことですが、万一ガス臭いと思った時に冷静の対応できるよう予備知識を持っておきましょう。

給湯器やガスコンロなど、家庭内にはガスを燃やすことにより熱を発生させる器具がいくつかあります。
これらには寿命もあり、劣化などによりトラブルを引き起こすことも常に想定していなければなりません。トラブルにおける典型的な現象が「ガス臭い」という現象です。このような現象が起こったらどうすればいいのでしょうか?

まず家中の窓を大きく開けての換気が最も大切です。

換気扇を連想しがちですが、静電気で火花を飛ばすこともあるので使用してはいけません。

そして器具の付いているガス栓やメーター近くにあるガス栓も閉めましょう。
タバコの火、電気製品のスイッチのONOFFなど火気を発生しないよう細心の注意をします。

以上を迅速に行った後にガス事業者へ連絡してください。
ガスの取り扱いは専門の人にしか分かりませんので、必ずガス事業者にお願いしましょう。
なおガス漏れを知らせてくれるガス・CO警報機があれば警報音で知らせてくれるためで安心です。

新品なのに臭いのは設置用の工業油が原因の場合も…少し様子を見て臭いが続くならプロの業者に連絡する

給湯器の寿命は一般的に10年ほどです。
そのため、いつまでも購入時と同じようにお湯を供給してくれるというのは大きな間違いです。

長い間使用していると、これまで感じなかったような音や臭いを感じることがあります。
古くなってくると酸っぱい臭いや焦げ臭いにおいを感じる機会が増えるのは、老朽化したための不具合のことが多いため、すぐにプロの業者に連絡しましょう。

しかし、設置して間もない給湯器の臭いは、これは組み立て時に使用された機械油などが燃焼時に混ざって燃えた時の臭いと考えられます。
しばらく様子を見て臭いが無くならなければそのまま使用してもかまいませんが、においが消えない場合は注意が必要です。

異臭がしたらすぐに使用を止めよう

ガスの臭いや給湯器から漏れる焦げの臭いがした場合は即座に使用を中止し、専門業者の指示を仰ぐようにしましょう。
また、ガスの元栓を占めて窓を開けて換気を行い、タバコの火やコンセントからの着火を防ぐことも心がけてください。