シャワーが熱いと冷たいで交互に変わる原因は給湯器?対処方法も紹介

給湯器

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シャワーが熱いと冷たいで交互に変わる原因は給湯器?対処方法も紹介

お風呂でシャワーを浴びる時に、温度が安定せず、熱かったり冷たかったりと、お湯と冷水が交互に出てくる経験をおもちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
快適なバスタイムを楽しむためにも、水回りのトラブルは、早急に解決したいですよね。

そこで本記事では、給湯器の温度が安定しない原因とあわせて、対処方法を紹介します。
お風呂を長期的かつ安全に使いたいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。

シャワーの温度が安定しない原因は給湯器にあり?

シャワーや蛇口からお湯が出なくなると、快適性が失われるだけでなく、健康にも被害が生じるおそれがあります。
まずは、シャワーの温度が不安定になる主な原因を紹介します。

原因①冷水サンドイッチ現象が発生している

シャワーを1回止めてから、再び使おうとした際に、お湯と水が交互に出てから、次第に温度が安定する現象を「冷水サンドイッチ現象」といいます。

シャワーを止めると、出る寸前の待機状態にあるお湯は余熱で温められて高温になります。
一定時間が経過してからシャワーを使用しても、最初に高温のお湯が出てくるのはこれが理由です。
しかし、これはあくまでも待機状態のお湯しか温められていないので、シャワーを出したままにすると、すぐに水に切り替わります。

この現象は、故障や不具合ではありませんが、快適性を損ねてしまいます。
一定時間シャワーを出してみて、ちょうどいい温度になるまで待てば、冷たい水をかぶってしまうリスクを抑えられるでしょう。

原因②水圧が変化している

蛇口のタイプは、お湯と水が配管内で混ざりあって適温になる「サーモスタット式」と、水が出るハンドルが蛇口の上についている「ハンドル式」の2種類に分かれます。
近年の主流は前者のサーモスタット式ですが、昔ながらの住宅や、水と熱湯を使い分けたい方針のご家庭では、ハンドル式も使われているようです。

このハンドル式の蛇口は、水圧が変わると温度が変化します。
入浴中に、ご家族の方がキッチンや洗面所で水を使うと、水圧が下がり、シャワーや蛇口から出るお湯の温度が安定しなくなることも起こりえます。

原因③循環フィルターが汚れている

シャワーの温度は安定しているのに、浴槽にためるお湯の温度が安定しない場合は、浴槽についている循環フィルターのトラブルを疑いましょう。
フィルターに汚れが蓄積されると温度調整ができなくなることもあるので、洗剤やブラシを使ってクリーニングしてください。

原因④混合栓が故障している

混合栓の温度調節のユニットが壊れると、お湯の温度がうまく調整できなくなります。
部品を交換することで解決できますが、ご自身で対応するとケガなどのトラブルに発展する可能性もあります。
安全かつ確実に修理できるように、給湯器業者へ依頼しましょう。

原因⑤給湯器が故障している

給湯器の温度が安定しない原因が、上記で挙げたいずれの原因にも該当しない場合は、機器本体の故障が疑われます。
給湯器の耐用年数を超えて使い続けている、もしくは修理してもすぐに壊れてしまうのであれば、機器が寿命を迎えているので交換を検討してください。

メーカーや機器のタイプによって差はありますが、給湯器の耐用年数の目安は10年ほどです。
この年数を超えて使い続けると、漏電による火災や、ガス漏れによる一酸化炭素中毒など、重大な事故を引き起こすこともあります。
「お湯が出にくい」「異音が気になる」と感じたら、速やかに給湯器の設置業者に相談してください。

給湯器の温度が安定しない場合に確認すること

給湯器の温度が安定しない原因だけでなく、効果的な対処方法も押さえておきましょう。
シャワーや蛇口からお湯が出ないときは、以下の手順で設備を確認してください。

手順①給湯器のリモコンを確認する

まずは、給湯器のリモコンの画面表示を確認します。
温度設定が低かったり、優先設定がされていたりすると、お湯が出なくなることもあるので、異常がないかを入念にチェックしてください。

もし、エラーが表示されている場合はメーカーのホームページや取扱説明書を見て、エラーコードの内容を確認、ならびにトラブルを解消しましょう。

手順②ガス栓や水栓を確認する

リモコンの温度設定に問題がなければ、次にガス栓や水栓を確認します。
ガスや水がうまく供給できないことにより、お湯が出なくなることもあるからです。

ガス栓から異音や異臭がしたり、水栓が破損していたりする場合は、ただちに使用を中止して、専門業者に修理を依頼してください。

手順③給湯器に異常がないかを確認する

最後に、給湯器の状態を確認します。
「機器が稼働しているか」「破損している部分はないか」などを一通り確認したうえで、本体や機能に問題が生じていないかをチェックしてください。

耐用年数を超えていなくても、給湯器に以下のサインが見受けられる場合には、機器が寿命を迎えている可能性があります。
重大な事故や健康への被害を防ぐためにも、当てはまるものがあれば、給湯器の設置業者へ相談しましょう。

給湯器に異常が生じると表れるサイン

  • 稼働音がうるさい
  • 焦げ臭いニオイがする
  • 追い炊きやお湯はり機能が使えない
  • 水漏れしている
  • 黒く錆びている
  • 黒煙がでる

給湯器の温度が安定しないときはリモコンや水栓などを確認したうえで解決策を講じよう

給湯器の温度が安定せず、シャワーや蛇口からお湯が出ない、もしくはお湯と水が交互に出る現象が生じている場合は、まず原因を確認します。
リモコンの表示や水栓、給湯器本体などを一通り確認して、異常が生じている箇所があれば、速やかに解決策を講じてください。
ただし、ご自身で無理に対応すると状況が悪化することもあるので、給湯器本体の交換も視野に入れたほうがよいです。

ライフアドバンスジャパンでは、給湯器の導入・交換工事に対応しております。
給湯器の調子が悪く、機器の交換を検討されている方は、ぜひ一度ご相談ください。


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