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高齢者の入浴中の事故を防ぐ!浴室リフォームの注意点を解説

高齢者の入浴中の事故を防ぐ!浴室リフォームの注意点を解説

「家族の高齢に伴い、安心して入浴できるよう浴室のリフォームを検討しているけど、どんな点に注意すればいいのだろう?」

近年では、ご家族の高齢に伴い、家庭内で事故が起こらないための『安全性を高めるリフォーム』を検討するご家庭が増えております。

そのなかでも浴室は、高齢者による転倒や溺水、ヒートショックなどの事故が多い場所のため、 未然に防がなければなりません。
浴室内の事故は、主に次のような点に注意することで、未然に防ぐことができます。

  • 転倒リスクを減らす(手すりの設置や滑りにくい床、段差を減らすなど)
  • ヒートショック対策をする(浴室暖房乾燥機を設置する、二重窓にするなど)
  • 溺水リスクを減らす(浴槽に手すりを設置する、転倒やヒートショック対策をするなど)

この記事では、『高齢者向けの浴室リフォームが重要な理由や、浴室内の事故を防ぐためのリフォームの注意点』についてご紹介していきます。
高齢者の浴室の事故を防ぐために、少しでも参考になれば幸いです。

65歳以上の高齢者にとって浴室リフォームが重要な理由とは?

65歳以上の高齢者にとって、浴室リフォームが重要な理由は、『浴室の事故リスクを減らして、安全性を高めること』にあります。

浴室は、家庭内事故が起こりやすい場所であり、高齢者の事故が多い場所でもあります。

消費者庁によると、令和5年度に、家や住居施設の浴槽で、不慮の溺死および溺水事故で亡くなられた高齢者は6,073人とのことです。

引用元:消費者庁『コラムVol.12 高齢者の事故 ―冬の入浴中の溺水や食物での窒息に注意―』

とくに溺水は、ヒートショックや浴槽での転倒、体調不良、飲酒、眠気が出る薬を服用しているなど、様々な状況下で起こりうるため注意しなければなりません。

このように、高齢者の浴室の事故が多いことから、バリアフリーや事故を防ぐためのリフォームが増えており、当社でも多くの相談をいただいている状況です。

浴室での事故リスクを減らすためにも、高齢者向けの浴室リフォームが重要といえますね。

高齢者の入浴中の事故を防ぐための浴室リフォームの注意点8選!

高齢者が安全に入浴するためには、ヒートショックや転倒、溺水などを防ぐ機能や設備が求められます。

事故を防ぐための、高齢者向け浴室リフォームの注意点は次のようになります。

■高齢者向け浴室リフォームの注意点8選

  • 1:滑りにくい床にする
  • 2:浴室ドアを折れ戸または引き戸にする
  • 3:浴室の出入り口の段差を減らす
  • 4:またぎやすい浴槽にする
  • 5:手すりを追加する
  • 6:浴室暖房乾燥機を設置する
  • 7:窓がある場合は二重窓にする
  • 8:掃除がしやすいユニットバスにする

それぞれ解説していきます。

注意点1:滑りにくい床にする

注意点1つ目は、『滑りにくい床にする』です。

浴室の床が濡れていたり、ぬめりや石鹸カスなどによって、滑りやすくなることがあります。

ぬめりや石鹸カス(ボディソープやシャンプーの泡)は、掃除したり洗い流すことで防ぐことができます。
しかし、床が濡れている状態は、入浴する以上は避けることができません。
そのため、『濡れていても滑りにくい床』で対策する必要があります。

■おすすめの床は?

滑りにくい床は各メーカーで取り入れられており、主に次のような床材があります。

  • TOTO『ほっカラリ床(カラリ床)』
  • リクシル『キレイサーモフロア』
  • パナソニック『スミピカフロア』
  • タカラスタンダード『キープクリーンフロア』

これらの床材は、濡れていても滑りにくく、汚れが付着しにくい工夫がされていることからおすすめできますね。

ユニットバスの種類によっては、これらの床材を使われていない場合があるため注意が必要です。

注意点2:浴室ドアを折れ戸または引き戸にする

注意点2つ目は、『浴室ドアを折れ戸または引き戸にする』です。

浴室ドアは主に3種類あり、次のような特徴があります。

  • 開き戸:玄関ドアのようにドアを開閉できます。開閉するスペースが必要で、洗い場で転倒した場合は塞がってしまい、ドアを開けきれない危険性があります。
  • 折れ戸:ドアを開いたときに折りたたむ構造になっており、開き戸より開閉スペースが少なくできます。長年使っていると中折れ部分が故障しやすくなったり、開閉しづらくなる場合があります。
  • 引き戸:ドアを横にスライドさせることで開閉する構造になっており、開閉するスペースが一番少なく、軽い力で開けやすいのが特徴です。横にスライドするスペースが別途必要になったり、他の浴室ドアよりも費用がかかります。

このように、浴室ドアにも特徴があるため、それぞれのメリット・デメリットを知ったうえで選ぶ必要があります。

■おすすめの浴室ドアは?

高齢者におすすめの浴室ドアは『折れ戸』ですが、『引き戸』も選択肢に入ります。

折れ戸の方がおすすめなのは、多くのご家庭で設置されており、費用面で安く抑えやすいことと、間取りの影響を受けにくい点にあります。

引き戸ですと、横にスライドするスペースが必要になったり、費用面で折れ戸よりも高額になってしまうため、設置できるご家庭が限られてしまいます。

それぞれメリット・デメリットがあるため、予算や間取りで判断しましょう。

注意点3:浴室の出入り口の段差を減らす

注意点3つ目は、『浴室の出入り口の段差を減らす』です。

浴室の出入り口に段差があると、つまづいて転倒する恐れがあります。
加えて、段差に高さがあるほど足を高く上げなければならないため、身体に負担がかかってしまいます。

そのため、浴室の出入り口の段差をできるだけ減らす必要があります。

■出入り口の段差を減らすには?

浴室の出入り口の段差は、すのこやスロープを設置したり、リフォームによって減らすことができます。

通常、ユニットバスの出入り口は、脱衣所に水が漏れないよう段差が設けられていますが、リフォームによってこの段差を改善できます。
ただし、段差をなくすと脱衣所に水が流れてしまうリスクが高まるため、防水処理を行う必要があります。

浴室用のすのこやスロープは、リフォームをしなくても設置できます。
なかには、TOTOの浴室すのこ(カラリ床)のように、高さ調整ができるタイプもあります。

ただし、すのこやスロープは掃除の手間が増えたり、掃除を怠ると、ぬめりなどで滑りやすくなってしまうため要注意です。

注意点4:またぎやすい浴槽にする

注意点4つ目は、『またぎやすい浴槽にする』です。

身体が衰えてくる高齢者にとっては、浴槽のまたぎやすさも重要なポイントになります。

浴槽が高すぎるとまたぐ際に負担がかかり、転倒リスクも高まってしまうため注意が必要です。

■またぎやすい浴槽にするには?

またぎやすくするためには、低めの浴槽を選ぶとともに、手すりを追加することで転倒リスクを減らすことができます。

例えばTOTOサザナは、浴槽のまたぎ高さが標準で約42cmなので、またぎやすくなっています。

低めの浴槽にするためには、浴槽の一部を床に埋め込んだ『半埋め込み式』でも可能で、床から浴槽までの高さを30cm~40cmほどにできます。

加えて、つかみやすい浴槽フチやハンドグリップ(または手すり)があれば、浴槽から出る際に足を滑らせるなどの転倒を防ぐことができます。

他にも、踏み台を活用することで、浴槽をまたぎやすくできます。
しかし、踏み台を踏み外すなどの事故リスクがあるため、リフォームで根本的にまたぎやすくすることをおすすめします。

注意点5:手すりを追加する

注意点5つ目は、『手すりを追加する』です。

手すりを追加することで、手すりに掴まりながら立ったり座ったり移動ができるため、転倒リスクを減らすことができます。

■どこに手すりを追加する?

手すりは、次のような位置に設置することをおすすめします。

  • 洗い場に設置:手すりに掴まって座ったり立ったり移動ができる
  • 洗い場と浴槽あたりに設置:浴槽に出入りする際に手すりに掴まることができる
  • 浴槽側に設置:浴槽に入るときや、浴槽から出る(立ち上がる)際に手すりに掴まることができる
  • 浴室の出入り口に設置:出入り口に設置することで、浴室に出入りするときに手すりに掴まることができる

このように、浴室に複数の手すりを設置することで、転倒を防ぎつつ身体の負担を軽減できます。

注意点として、手すり自体がぬめりなどで汚れていると、手を滑らせてしまい転倒するリスクがあるため、手すり部分もしっかり掃除しましょう。

注意点6:浴室暖房乾燥機を設置する

注意点6つ目は、『浴室暖房乾燥機を設置する』です。

浴室暖房乾燥機を設置することで、浴室を換気・乾燥しつつ暖めることができるため、ヒートショックの予防につながります。

ヒートショックは、急激な温度変化によって発生しやすく命の危険があるため、浴室や脱衣所を暖めることができる浴室暖房乾燥機の設置をおすすめします。

浴室暖房乾燥機の重要性やメリット・デメリットについては、下記でも詳しく解説しています。

こちらも読まれています:浴室暖房乾燥機はいらない?後悔しないメリットとデメリットを解説

注意点7:窓がある場合は二重窓にする

注意点7つ目は、『窓がある場合は二重窓にする』です。

窓があることで、閉めていてもすきま風で冷たい外気が入りやすく、窓の断熱性能の低さから室温が低下してしまい、ヒートショックの原因につながります。
そのため、浴室に窓が設置されている場合は、二重窓にすることをおすすめします。

こちらも読まれています:お風呂場の窓なしは後悔する?浴室窓のメリット・デメリットを解説

注意点8:掃除がしやすいユニットバスにする

注意点8つ目は、『掃除がしやすいユニットバスにする』です。

転倒する原因には、ぬめりなどの汚れもあるため、汚れを付着しにくくしたり掃除がしやすい機能があるユニットバスにすることも、重要なポイントになります。

■どんな掃除がしやすい機能がある?

例えば、TOTOのユニットバスには、次のような掃除がしやすい機能があります。

  • 髪の毛のまとまりを簡単に捨てられる『お掃除ラクラク排水口』
  • 汚れや水アカが残りにくい『お掃除ラクラクほっカラリ床』
  • ボタン1つで洗浄と除菌をしてくれる『床ワイパー洗浄(きれい除菌水)』
  • 浴槽を自動で洗浄してくれる『おそうじ浴槽』

これらの機能によって掃除がしやすくなり、ぬめりなどの汚れを落とすことで転倒リスクを減らすことができます。

このような機能は、他のメーカーにも搭載されているため、カタログやショールームで確認してみてください。

こちらも読まれています:お風呂掃除を楽にしたい!時短のコツや負担を軽減する方法を解説

ユニットバスのリフォームを検討するタイミングは?

ユニットバスのリフォームを検討するタイミングは、ユニットバスの耐用年数である『15年~20年以上』が目安になります。

長い間使っていると、どうしてもユニットバスの劣化や破損・ひび割れなどが発生しやすくなり、隙間から水が漏れて土台や柱を腐らせてしまう可能性もあるため、リフォームをおすすめします。

床が軋んだり、ひび割れや破損が見られる場合は緊急性が高いため、速やかにリフォームを検討してください。

安心して使うためにも、ユニットバスのリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。

住宅設備のリフォーム業者であるライフアドバンスジャパンでは、ユニットバスのリフォームを承ります。
「自分に合うユニットバスが分からない」、「どんな業者に依頼すればいいかわからない」と感じた方は、当社にご相談ください。

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浴室の事故は日頃から気をつけることでも予防できます

浴室の事故は、日頃から意識して気をつけることでも予防できます。

事故を未然に防ぐためにも、日頃から次のようなことを意識してみてください。

■浴室の事故を予防する方法

  • 湯船のお湯を熱くしすぎない
  • 長時間お湯に浸かり続けない
  • 入浴前に飲酒をしない
  • 空腹時や満腹時に入浴しない
  • 入浴前に水分補給をする
  • 体調不良のときは無理に入浴しない
  • 湯船に浸かる前に体を温めておく
  • 運動直後に入浴しない
  • 浴室や脱衣所を暖めておく
  • 掃除をしてぬめりなどの汚れを取り除く

これらを意識することで、ヒートショックや転倒、溺水リスクを減らすことができます。

リフォーム以外でも事故を未然に防ぐ方法があるため、日頃から意識してみてください。

【まとめ】浴室リフォームや日頃の意識で、高齢者の入浴中の事故を防ぎましょう

浴室リフォームや日頃の意識によって、高齢者の入浴中の事故を未然に防ぐことができます。

浴室内の事故は命に関わるケースが多いため、転倒や溺水、ヒートショックなどの対策が必要です。

安全に入浴するために、どのような浴室リフォームをすればいいか迷ったときは、ショールームで見学したり、当社のようなリフォーム業者に相談することをおすすめします。

当社でも浴室リフォームを承っておりますので、横浜市や川崎市などの神奈川エリアや、東京23区にお住いの方は、ぜひご検討ください。

ライフアドバンスジャパンでは、お風呂リフォームにかかる費用の見積もりや現地調査を無料で行っています。

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※当社のユニットバス製品は、TOTOのユニットバスを中心に掲載しておりますが、リクシルやパナソニック、クリナップなどの他社製品も施工できますので、気になることがございましたらご相談ください。


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