ユニットバスはバスとトイレが一緒の浴室とは異なる？

「ユニットバスという言葉自体は知っているものの、ユニットバスの正確な意味はわからない」という方もいらっしゃるのではないのでしょうか？
実は、ユニットバスにはいくつかの種類があります。

そこで今回は、ユニットバスの概念や、メリットとデメリットなどを紹介します。
ご家庭のお風呂のリフォームを検討しているという方は、ぜひ最後までご覧ください。

ユニットバスとは？

一般的に、ユニットバスと聞くと、浴槽と洗面台、そしてトイレが一体化したものをイメージされる方が多いのではないでしょうか。

しかし、実際には、ユニットバスとは、浴槽と洗い場、壁から天井までが1つのセットとして設計されている浴室のことを意味します。
つまり、ユニットバスとはいっても、必ずしも洗面台やトイレが一緒であるとは限らないということです。

以下で、3種類のユニットバスの主な特徴をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

1点式ユニットバス

1点式ユニットバスとは、浴室が1つの部屋として独立していて、浴槽と洗い場で構成された浴室のことです。
戸建てや賃貸物件の場合は、専有面積が大きい物件や、複数人の入居が想定されている物件などに、1点式ユニットバスが多く設置されています。

1点式ユニットバスの特徴は、バスとトイレが別であるだけではなく、洗面台も独立しているという点です。
そのため、使い心地がよく、複数人で暮らすファミリー世帯であってもあまり不便を感じません。

また、洗面台が独立していることから、メイクやヘアセットなどの身だしなみを整えやすく、洗面台下の収納スペースも充実しているため、特に女性の方に人気があります。

2点式ユニットバス

2点式ユニットバスとは、浴槽と洗面台の2つがセットになった浴室のことです。
1人暮らしや、恋人や友人との入居が想定される賃貸物件に多く設置されています。

2点式ユニットバスの特徴として、1点式ユニットバスと比べて洗い場は狭いものの、浴室に十分な広さが確保できているという点が挙げられます。

また、トイレは別の空間に設置されているため、浴室内にトイレも設置されているユニットバスと比べて清潔さを保ちやすいでしょう。

3点式ユニットバス

3点式ユニットバスとは、浴槽と洗面台、そしてトイレの3つが一体になった浴室のことです。
1人暮らしが想定される賃貸物件や、ビジネスホテルにも多く設置されています。

ただし、洗い場がなくシャワーを浴びる場所が浴槽内となるため、毎日湯船に浸かりたいという方にはあまりおすすめできません。

2点式・3点式ユニットバスのメリット

ユニットバスのなかでも、ここからは2点式と3点式のユニットバスに注目して、3つのメリットを紹介します。

メリット①掃除の手間が少なくなる

2点式と3点式ユニットバスは、浴室内に浴槽と洗面台、あるいはトイレもあるため、掃除をまとめて行うことが可能です。
さらに、水はけがよい素材で製造されているため、シャワーを使って全体を洗い流せます。

洗面台やトイレが独立している場合、それぞれ掃除する必要があるものの、特に3点式ユニットバスであれば1回で掃除が完了するため、時間の節約にもつながります。

メリット②水漏れのリスクが下がる

2点式と3点式ユニットバスは、水まわりの設備が集まっていることで排水管もまとまっているため、水漏れのリスクも低いです。
反対に、1点式ユニットバスは、排水管が分かれているため、水漏れのリスクは高まります。

賃貸物件の場合、下の階に水漏れすると多額の修理費用がかかるため、少しでもリスクを減らしたいとお考えの方は、2点式や3点式ユニットバスがおすすめです。

メリット③家賃が下がる傾向がある

賃貸物件の場合、1点式ユニットバスと比べると、2点式や3点式ユニットバスの物件は家賃が低く設定される傾向があります。
そのため、部屋自体の広さや駅からの距離、日当たりなどのほかの条件にこだわることが可能です。

設備よりも家賃の安さや立地を重視したいという方は、2点式や3点式ユニットバスを検討することをおすすめします。

▼こちらの記事では、賃貸物件のリフォームについて詳しく解説した記事なります。

賃貸物件のお風呂はリフォームできる？注意点も紹介

2点式・3点式ユニットバスのデメリット

2点式と3点式ユニットバスには多くのメリットがある一方で、デメリットもあります。
そこでここからは、2点式と3点式ユニットバスの3つのデメリットを紹介します。

デメリット①カビが発生しやすい

2点式や3点式ユニットバスには窓がないことも多いため、湿気が充満しやすく、カビが生えやすい環境です。
カビの発生を防ぐためには、つねに換気扇を回すか、浴室の扉を開けて、こまめに換気を行わなければなりません。

さらに、3点式ユニットバスでシャワーカーテンを取りつけた場合は、シャンプーや石けんが付着して、カビや水垢の温床になるおそれがあるため注意が必要です。

また、湿気がほかの部屋にもこもる可能性があるということも、デメリットであるといえます。

＞＞＞　関連記事：ユニットバスのカビを防ぐ！効果的な換気扇の使い方

デメリット②来客時に洗面台やトイレを使いにくい

2点式や3点式ユニットバスでは、浴室内に洗面台やトイレがあるため、来客時に困る場合もあります。
なぜなら、誰かが浴槽やトイレを使っているときは、ほかの方が使用できないためです。

部屋に頻繁に恋人や友人を招く方や、同棲をお考えの方は、バスとトイレが別の物件を選ぶことをおすすめします。

デメリット③収納スペースが少ない

2点式や3点式ユニットバスでは、設備が1か所にまとまっているため、その分収納スペースが限られてしまいます。
しかし、シャンプーやリンスといった入浴の際に必要な備品にくわえて、歯ブラシやトイレットペーパーなどの、洗面台やトイレで使用するものも収納しなければなりません。

そこで、2点式や3点式ユニットバスにおける、収納スペースの不足を補うためには、コーナーラックやシャワーラックといった便利グッズの使用がおすすめです。

たとえば、棚を突っ張り棒で支えるコーナーラックを使用すると、シャンプーやリンスなどを置くスペースを増やせます。
シャワーラックは、シャワーホルダーに差し込むだけで、簡単に収納スペースをつくれます。

このような工夫を行うことで、収納スペースが少ないというデメリットは解消することが可能です。

＞＞＞　関連記事：浴室リフォームをDIYで行うメリットやデメリットを紹介

ユニットバスは浴槽と洗面台、そしてトイレが必ずしも一体化しているとは限らない

いかがでしたでしょうか？

ユニットバスとは、浴槽と洗い場、壁から天井までが一体化している浴室のことであるため、洗面台やトイレが一緒であるとは限りません。

ユニットバスには、浴室が独立している1点式ユニットバスと、浴槽と洗面台がセットの2点式ユニットバス、トイレまで一体化した3点式ユニットバスの3種類があります。

なかでも、2点式や3点式ユニットバスは掃除の手間を減らせます。
収納スペースが少ないなどのデメリットもあるものの、便利グッズを使うと収納をつくることが可能です。

ライフアドバンスジャパンでは、ユニットバスを含むお風呂のリフォームを行っておりますので、横浜・川崎エリアの方はお問い合わせください。

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