給湯器の号数とは?号数を選ぶ際のポイントや注意点を解説

給湯器

# 豆知識

給湯器の号数とは?号数を選ぶ際のポイントや注意点を解説

給湯器の号数は、キッチンや浴室でのシャワーを快適に使用するうえで重要な役割を担っています。
しかし、号数が何を指すものなのかがわからないことから、給湯器の交換に迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで本記事では、給湯器の号数がどういったものなのか、また号数を選ぶ際の目安や注意点を解説します。
お住まいの状況に適した号数を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

給湯器の号数とは

給湯器の号数とは、「水温+25℃のお湯が1分間に出る量」を表した数値のことです。
たとえば、20号の給湯器であれば1分間に20リットルのお湯を出せます。

号数は、給湯器全般に設定されており、16号、20号、24号が主な号数です。
数字が大きいほうが、多くのお湯を作れます。

給湯器の号数の確認方法

給湯器の号数は、給湯器本体に記載されている品番で確認できます。
基本的にアルファベットと数字で構成されており、品番の最初に出てくる2つの数字を号数とよびます。

たとえば、「TP-SQ166B-1」という品番であれば、最初に出てくる2つの数字が16なので、号数は16号の給湯器ということです。
ほかの号数の場合でも見分け方は同様で、「GTH-2034AWXD」と記載されていれば、号数は20号と識別できます。

お使いの給湯器の号数がわからない際は、給湯器本体に記載されている品番をご確認ください。

給湯器の号数別価格帯

給湯器は、号数によって本体価格が異なります。

以下は、号数別の価格帯です。

給湯器の号数別価格帯

  • 16号の本体価格:2万3,000~33万円
  • 20号の本体価格:5万~32万円
  • 24号の本体価格:7万~42万円

号数が小さいと安く、大きいと高くなります。

>>> 関連記事:給湯器交換にかかる費用の相場は?業者の選び方も紹介

給湯器の号数を選ぶ際の目安

給湯器の号数は、世帯人数を目安に選びます。
人数に応じて号数の目安も変化するため、給湯器の交換を考えている際は参考にしてみましょう。

以下は、主な号数である16号、20号、24号に適した家族構成です。

それぞれの号数に適した世帯人数

  • 16号:1~2人暮らし
  • 20号:2~3人暮らし
  • 24号:4~5人暮らし

たとえば、家族が増えた、または子どもが成長した際、今までの号数ではお湯の水圧が不便だと感じることがあります。

反対に、子どもが一人暮らしを始めれば、お湯を使用する機会が減ります。
その場合、給湯器の号数と世帯人数が適していない状態になるかもしれません。

そのため、世帯人数を考慮しつつ、家庭に見合った号数を選ぶことがおすすめです。

給湯器の号数を変更する際の注意点

給湯器の号数を変更する際は、いくつかの注意点があります。
そこで、どのようなことに気をつける必要があるのかを紹介します。

ライフスタイルを考慮する必要がある

先ほど説明した号数に適した世帯人数は目安であるため、必ずしも適切ではありません。

たとえば、湯船に浸かる家庭もあれば、そうでない家庭もあるため、同じ世帯人数でもお湯を使う量は異なります。
お湯を使う量が多ければ、それに見合った号数を選ぶことが大切です。

世帯人数とライフスタイルを考えたうえで、号数を選びましょう。

季節によってお湯の量に変化がある

給湯器の号数を変更する際は、季節を考慮して選ぶことも大切です。

冬場に、お湯の量が少ないと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
冬は気温が低いため、水温も低くなります。
水温が低くなることで、設定温度と水温の差が大きくなり、1分間に作ることができるお湯の量が少なくなります。

そのため、給湯器の号数を変更する際は、1年間の気温の変化を考慮した号数を選ぶことがおすすめです。

号数が小さいと給湯能力も下がる

号数と給湯能力は、比例関係にあります。
号数が大きければ、給湯能力は大きくなり、号数が小さければ、給湯能力は小さくなります。

そのため、本体価格が安くなるという理由で号数を下げることはおすすめしません。
なぜなら、小さい号数に変えたことで、今までは感じなかったお湯の量への不便さを感じるかもしれないからです。

それだけでなく、キッチンと浴室で同時に温かいお湯を使用できていたにもかかわらず、どちらかがぬるま湯になってしまうこともあります。

世帯人数やお湯を使用する機会が減ったときは、お使いのものよりも号数の小さい給湯器に交換することを視野に入れてみてください。

追加の工事費用がかかる可能性がある

号数を大きくする場合、追加で工事費用がかかるかもしれません。

たとえば、自宅の給湯器が16号であった場合、ガス管に16号専用の小さな配管が使用されていることがあります。
その場合、20号や24号の給湯器に変更を考えている際は、ご契約のガス会社に頼んで配管を交換してもらわなければなりません。

号数を大きくするときは、追加で工事費用を支払わなければならないケースがあることを念頭に置きましょう。

集合住宅は号数が変更できないこともある

集合住宅では、管理規約によって号数の変更を禁止しているところがあります。
また、禁止されていなかったとしても、給湯器本体を格納している場所の加工や工事が必要になれば、それも確認しなければなりません。

そのため、集合住宅で給湯器の号数を変更する際は、管理人に事前に確認してください。

ガスメーターの号数によっては給湯器の号数が制限される

給湯器の号数を下げる際は、ガスメーターの号数を気にする必要がありませんが、給湯器の号数を大きくする際はガスメーターの号数を確認しなければなりません。

ガスメーターの号数も給湯器と同様、ガスメーター本体に記載されており、種類としては2.5号、4号、6号、8号があります。

給湯器と同様に号数の数字が上がるごとに、使用可能な容量も増えていきます。

たとえば、16号と20号の給湯器であれば4号のガスメーターを使用できます。
しかし、24号の給湯器を使用する際は、6号以上のガスメーターでなければなりません。

そのため、16号から20号の給湯器に変える、または20号から24号の給湯器への変更をご検討の際は、事前にガスメーターを確認しましょう。

給湯器の号数によるガス代の変化

号数を大きくする際に、ガス代にどのような変化があるのかが気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ガス代はお湯を作る量によって変わるため、使用するお湯の量が同じであれば、号数によってガス代が変わることはありません。
しかし、号数が大きければ大きいほど、お湯の出がよくなるため、使用量が多くなり、ガス代が高くなる可能性もあります。

また、給湯器本体の価格は、基本的に号数が大きいほど高くなるため、注意が必要です。

>>> 関連記事:すぐに実践できる!お風呂のガス代を節約する方法を徹底解説

お住まいの状況に適した給湯器の号数を選びましょう

いかがでしたでしょうか。

給湯器の号数を選ぶ際は、世帯人数だけでなく、ライフスタイルや季節などを含むさまざまなことに考慮しなければなりません。
また、物件によっては給湯器の号数を変更することが禁止されているため、事前に管理人に確認しましょう。

株式会社ライフアドバンスジャパンでは、お見積もりや現地調査を無料で承っております。
給湯器の号数を変更するか迷われている際は、ぜひお気軽にお申し込みください。

「ライフアドバンスジャパンの給湯器交換」について詳しくみる


おすすめの給湯器ピックアップ

給湯器のコラムトップに戻る >

TOP