すぐに実践できる!お風呂のガス代を節約する方法を徹底解説

すぐに実践できる!お風呂のガス代を節約する方法を徹底解説

「毎月のガス代が高いので節約したい」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もしかすると、お風呂の使い方を工夫することにより、ガス代を節約できるかもしれません。

そこで本記事では、お風呂のガス代を節約する方法や、入浴方法によるガス代の違いなどを紹介します。
お風呂の使い方を見直して、ガス代を抑えたいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。

【ガスの種類別】お風呂にお湯を溜めるとガス代はいくらかかる?

浴槽にお湯を溜める場合にかかるガス代の目安は、以下のとおりです。

LPガスの場合

LPガスは、プロパンとブタンを主成分とした液化石油ガスです。
ガスの入ったボンベを住宅に設置し、ガスを供給します。

東京都にお住まいの方が、浴槽(約200リットル)にLPガスを使ってお湯を溜めると、1回につき約108円かかります。

都市ガスの場合

地下に設置されているガス管から、各住宅に供給される天然ガスを「都市ガス」といいます。
LPガスと同様の条件で比較すると、都市ガスを使用して浴槽にお湯を溜める場合、1回につき約55円かかります。

都市ガスがLPガスより安い理由

前項で紹介したように、LPガスと比較すると、都市ガスのほうが費用は安いことがわかります。

費用に差が生じる理由は、供給方法や料金制度、発熱量が異なるからです。
以下の表に、LPガスと都市ガスの、費用の差に関わる3つの違いをまとめました。

LPガスと都市ガスの違い

ガスの種類  供給方法  料金制度  発熱量 
LPガス  各住宅にボンベを配送するので運送費がかかる  ガス会社ごとに異なる  都市ガスの2倍以上 
都市ガス  地下のガス管に流れている  法律で価格の範囲が 

定められている 

LPガスの半分以下 

LPガスは、ガスの入っているボンベを、業者が各住宅へ配送するので、運送費や人件費がかかります。
一方で、発熱量は、都市ガスよりもLPガスのほうが効率がよいです。
しかし、LPガスは単価(1平方メートルあたりの料金)が高いため、結果的に都市ガスのほうが安くなります。

お風呂とシャワーでガス代が安くなる入浴方法はどちらか?

お風呂の浴槽にお湯を溜める場合と、シャワーだけ使用する場合では、どちらのほうが料金は安くなるのでしょうか。
ここからは、お風呂とシャワーを使用する際にかかるガス料金を紹介します。

お風呂の浴槽にお湯を溜める際にかかるガス代

浴槽の大きさや深さは製品ごとに異なるので、ガス代も異なりますが、今回は同居しているご家族の人数に関係なく、1回で200リットルのお湯を消費することを前提とします。
この場合では、一度お湯を溜めると複数人が入浴できるため、人数が多いほどガス代を抑えられます。
なお、身体を洗う際に、浴槽に溜められているお湯を使えばガス代はかかりませんが、シャワーを使用するのであれば、都度ガス代がかかるという点は覚えておきましょう。

また、人数が多い場合は、お湯が徐々に減るだけでなく、入浴の間隔が空いてお湯が冷めることがあります。
その際には、追い焚き機能などで、追加のガス代がかかるという点にも気をつけてください。

シャワーを使用する際にかかるガス代

続いて、入浴時に、シャワーのみを使用した場合にかかるガス代を紹介します。

以下の表は、シャワーを使用する人数ごとに、ガス代がいくらかかるのかをまとめたものです。
なお、シャワーは使用する人数や時間によって水量が変化するため、ここでは1人あたり10分で120リットル使用することを前提としています。

シャワーのみの使用でかかるガス代

使用する人数  使用時間  消費する水量  ガス代 
1人  10分  120リットル  45~60円程度 
2人  20分  240リットル  90~120円程度 
3人  30分  360リットル  135~180円程度 
4人  40分  480リットル  180~240円程度 

1人暮らしの方は、浴槽にお湯を溜めるよりも、シャワーのみを使用したほうがガス代を抑えられます。

一方で、同居されているご家族が2人以上の場合は、浴槽に溜めるお湯の量(200リットル)よりも、シャワーで消費する水量のほうが多いです。
しかし、浴槽にお湯を溜める場合でも、髪や身体を洗う際にシャワーを使用するため、一概にガス代が高くなるとはいえません。

そして、4人以上がシャワーを利用する場合においては、浴槽に溜めるお湯の2倍以上の水を消費します。
同居されているご家族が4人以上で、なおかつガス代を抑えたいのであれば、シャワーではなく浴槽にお湯を溜めたほうが賢明です。

>>> 関連記事:給湯器を新しい製品に交換したら水道代は変わる?節約法も紹介

お風呂のガス代を節約する方法

近年では、ガス代が高騰しているので、少しでも節約したいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
ここからは、お風呂のガス代を節約できる効果的な方法を紹介します。

方法①浴槽に溜めるお湯を少なくする

浴槽にお湯を溜める際には、浴槽が満杯になるまで溜めるのではなく、やや少なめにすることをおすすめします。
消費するお湯が減ることにより、ガス代だけでなく、水道代も節約できます。
身体が大きい方や、半身浴をされる方であれば、浴槽の半分くらいの高さでも問題なく入浴できるでしょう。

方法②浴槽に蓋をする

浴槽にお湯を溜めて入浴したあとは、溜めたお湯の温度が下がらないように蓋をしましょう。

追い焚き機能を使えばお湯を温めなおせますが、くり返し使用するとガス代が高くつきます。
そのため、お湯の温度を下げないように浴槽に蓋をすれば、追い焚き機能を使用する回数が減り、ガス代を節約できるというわけです。

方法③保温シートを使う

保温シートを使用すると、浴槽のお湯の熱を逃がしにくくなります。
お湯が冷めにくくなれば、追い焚き機能を使用する回数が減るので、結果的に、ガス代も節約できます。
また、蓋と併用すれば、より保温効果を高められるでしょう。

方法④間隔を空けずに入浴する

2人以上でお住まいの場合は、入浴の間隔を空けるとお湯が冷めてしまいます。
お湯が冷めないように入浴の間隔を短くすると、追い焚き機能を使用する必要がなくなり、ガス代の節約につながります。

方法⑤入浴中は換気扇を止める

温めたお湯を冷まさないという観点では、換気扇を止める方法も効果的です。
換気扇は、お風呂の湿気を換気して取り除く役割がありますが、入浴時は湿気とともにお湯の熱も逃がしてしまいます。
入浴時に換気扇を稼働させるのであれば、ごく短時間にするなどの工夫を取り入れましょう。

方法⑥お湯の設定温度を下げる

ガス代の節約に効果的な方法の1つとして、お湯の設定温度を下げることが挙げられます。
たとえば、都市ガスを使用しているご家庭であれば、浴槽に200リットルのお湯を溜める際に、設定温度を1℃下げるだけでガス代を約2円節約できます。

なお、一般的に適温とされるお風呂のお湯の温度の目安は、38~40℃です。
体温が上がりやすい夏の時期などは、上記の範囲内で設定温度を1~2℃下げて入浴すると、ガス代を節約できるでしょう。

方法⑦シャワーをこまめに止める

シャワーを使う際に、お湯をこまめに止めると、ガス代を節約できます。
浴槽にお湯を溜めて入浴する際であっても、髪や身体を洗うためにシャワーを使う方もいらっしゃるでしょう。

ボディソープを泡立てている際や、浴槽に浸かっている際など、シャワーを使わないタイミングでは止めることを心がけてください。

方法⑧浴槽内にペットボトルを入れる

お湯を溜める前に、水を入れたペットボトルを浴槽内に入れると、ガス代を節約できます。
これは、ペットボトルで浴槽のかさを埋めて、溜めるお湯の量を少なくするという仕組みです。

ただし、この方法では、ペットボトルに水を入れて浴槽に沈めるため、ガス代は節約できますが、水道代は変わりません。
また、ペットボトルに入れる水は、浴槽に溜めるお湯よりも冷たいので、浴槽のお湯の温度が下がってしまう可能性もあります。
水道代とガス代の両方を節約するためにも、可能であればペットボトルの水は数日利用することが望ましいです。

方法⑨ガス会社・ガスのプランを見直す

契約しているガス会社やガスのプランを見直すことで、ガス代を節約できる可能性があります。
同居のご家族の人数や、ガスの使用状況を今一度確認して、ガス代を抑えられるプランなどがないかどうかを検討してみてください。

ただし、賃貸物件にお住まいの場合は、ガス会社やプランが変更できない可能性があるため、ほかの節約方法を実践してみましょう。

【番外編】残り湯を洗濯に利用する

ガス代の話とは異なりますが、浴槽にお湯を溜めて入浴する場合は、お湯をすぐに捨てずに洗濯に利用すると、水道代を節約できます。

ただし、入浴剤を使用した場合は、洗濯物に色素が沈着することもあります。
お洋服を汚さないためにも、入浴剤を使うのであれば、残り湯は洗濯に利用しないほうがよいでしょう。
また、入浴で使用したお湯は雑菌が繁殖しやすいので、可能であれば、洗濯物をすすぐ際には水道水を利用してください。

お風呂のガス代を節約するには使用状況に合わせて工夫しましょう

いかがでしたでしょうか。

お風呂にかかるガスの種類には「LPガス」と「都市ガス」の2種類があり、それぞれ費用が異なります。
一般的なサイズの浴槽にお湯を溜める場合、LPガスであれば1回につき約108円、都市ガスであれば約55円かかります。

もし、入浴時のガス代を節約したいのであれば、使用するお湯の量を減らしたり、お湯の温度を下げたりするといった対策を講じましょう。

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